Drum School Woody Blog
Woodyの3軸メソッド
リズム・身体・音楽性
2026年9月2日更新・WOODY
レッスンで、私はいつも三つのことを見ています。リズム、身体の動き、そして曲の聴こえ方です。
名前をつけると少し難しそうですが、考え方は単純です。全部を一度に直そうとせず、今いちばん困っているところから練習します。
私が見ている三つのこと
同じフレーズで止まっていても、理由は人によって違います。拍は合っているけれど肩が力んでいる。動きは楽なのに、曲の抑揚がつかない。そんな違いを見るための三つです。
- 01・リズム 音の間隔や、メトロノームとの前後のずれ。
- 02・身体 力み、フォーム、呼吸、手足の動かしやすさ。
- 03・音楽性 曲の聴き方、音量、音色、フィルインの選び方。
フォーム、リズムキープ、フィルの選び方。一度に直そうとすると、意識することが増えすぎてしまいます。そこで、今の課題に合わせて一つずつ分けて扱います。
一つずつ楽になったら、最後に曲の中へ戻します。これが、私の言う「3軸」です。
軸01・リズム
リズム軸で聴き分けるのは、メトロノームとの前後のずれ。BPM60で4分音符を片手で叩く練習は、必要に応じて基礎確認に使います。
リズムの基礎は、速さだけでなく音の間隔をそろえることです。ゆっくりしたテンポはずれを確認しやすく、速いフレーズへ進む前の基準になります。
- 第1段階:BPM 60、片手4分音符、目を開けて60秒。
- 第2段階:BPM 60、片手4分音符、目を閉じて60秒。
- 第3段階:BPM 60、両手交互8分音符、60秒。
- 第4段階:BPM 60、両手交互16分音符、60秒。
- 第5段階:BPM 80 → 100 → 120と段階的に上げる。
この練習では、裏拍だけを鳴らしたり消したりできるメトロノームを使うと、ずれを確かめやすくなります。
軸02・身体
身体軸は、独学では確認しにくい部分です。演奏中のフォームを自分で直接見ることが難しいため、録画や第三者の確認が役立ちます。
身体軸の中核は「力みを減らすこと」です。次のような状態は、持ち方や身体の使い方を見直す目安になります。
- 3分以上叩くと前腕がパンパンになる。
- 速いフレーズで指がスティックを離してしまう。
- 音が硬く、太さが出ない。
- テンポを上げると、シングルストロークの動きが崩れる。
スティックを振り下ろし、跳ね返りを受け、次の一打へ戻す。この流れをゆっくり確認します。力を抜く量は、手の大きさや奏法に合わせて調整しましょう。
力みが減ると、一定の動きを繰り返しやすくなります。身体の使い方は、リズムを安定させるための土台の一つです。
軸03・音楽性
音楽性というと、センスの話に聞こえますよね。でも、曲を聴いて「ここからサビ」「歌が少し強くなった」と気づくことから練習できます。
「音楽性」は少し大きな言葉なので、私は次の五つに分けて見ています。
- 曲の流れを聴く:Aメロ、サビ、間奏でドラムがどう変わるか。
- その曲らしいノリを知る:ロック、ファンク、ジャズなどで違う感じ方。
- フィルインを選ぶ:どこに、どれくらい入れるか。
- 音量と音色を変える:曲の場面に合う強さで叩く。
- ほかの楽器を聴く:歌やベースを聴きながら、自分の音を合わせる。
音楽性軸は、好きな曲を意識して聴くことから始まります。必要なら音源を一緒に確認して、ドラムのフレーズを短い単位で言葉にしていきましょう。
最後は、曲の中でつなげます
一つずつ練習したら、好きな曲へ戻します。最初から一曲通せなくても大丈夫です。Aメロだけ、サビだけでも構いません。
「リズムが速くなったのか」「身体が硬くなったのか」「フィルが曲に合わなかったのか」。どれが原因か分かれば、次に練習することも見えてきます。
自分では分からないときは
体験では短く叩いてもらい、私がリズム・身体・音楽のどこから始めると楽になりそうかを見ます。次に家で試すことを、一つだけ持ち帰ってください。
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