Drum School Woody Blog
3軸メソッドを4つの練習例で解説
2026年9月2日更新・WOODY(兵庫・大阪・京都のドラム講師)
「三つに分けるのは分かったけれど、自分なら何から練習するの?」と思いますよね。
私がレッスンで見ているリズム・身体・音楽性を、よくある四つの場面に当てはめてみます。
以下は、レッスンでよく見られる課題をもとにした練習例です。特定の生徒の経過ではありません。
練習例A・リズムは合うが、音が硬い
よくある状態
曲のリズムは覚えていて、メトロノームにも合う。それでも音が硬く、シンバルやスネアの音量差をつけにくいという課題です。
私が最初に見るところ
- リズム軸・一定のテンポを保てるため、まずは強みとして活かす。
- 身体軸・肩、肘、手首の力みと、スティックの跳ね返りを確かめる。
- 音楽軸・曲の構造に合わせて、音量と音色をどこで変えるかを決める。
レッスンでは、こうします
曲の練習を一度短い小節に分け、スティックの跳ね返りと、小さな音を出す動きを確かめます。音色が揃ったら、同じ動きを曲の中に戻しましょう。
確認するポイント
同じフレーズを録音して、音量と音の余韻を比べてみましょう。速度だけでなく、小さい音でもテンポが崩れないかを確かめます。
練習例B・正確に叩けるが、曲の抑揚がつきにくい
よくある状態
メトロノームには合うが、Aメロとサビの音量が同じで、フィルインも毎回同じになるという課題です。
私が最初に見るところ
- リズム軸・拍の間隔は安定しているため、維持する。
- 身体軸・力みや痛みがないかを確かめる。
- 音楽軸・曲の構成、歌とベースの動き、フィルの役割を優先して聴く。
レッスンでは、こうします
まず叩かずに曲を聴いて、イントロ、Aメロ、サビでドラムがどう変わるかを書き出してみましょう。そのあと、音量とフィルを一つずつ変えて比べます。
確認するポイント
同じ曲を「すべて同じ音量」と「構成ごとに音量を変える」の2パターンで録音し、曲の山場が伝わるかを比べます。
練習例C・ブランク後に、無理なく再開したい
よくある状態
過去に演奏経験はあるが、長いブランクの後で、以前と同じ動きをすると疲れやすいという課題です。
私が最初に見るところ
- リズム軸・昔の感覚と現在の動きにずれがないか、ゆっくり確かめる。
- 身体軸・関節の動き、痛み、疲れやすさを確かめ、座り方とテンポを調整する。
- 音楽軸・好きな音楽の経験を、曲選びと抑揚に活かす。
レッスンでは、こうします
すぐに昔のテンポに戻さず、椅子の高さとセッティングを確かめ、短い時間から始めます。ウォームアップの内容は身体の状態に合わせ、痛みがある場合は無理をしません。
確認するポイント
一曲を通すことより、短いフレーズの後に力みや疲れが残っていないかを確かめます。無理なく続けられる時間を基準に、少しずつ曲の長さを広げましょう。
練習例D・まとまった練習時間を取りにくい
よくある状態
仕事や家事などで、毎日まとまった練習時間を確保しにくいという課題です。音楽経験があっても、ドラムの手足の動きは少しずつ慣らす必要があります。
私が最初に見るところ
- リズム軸・短い時間でも拍を保てる課題から始める。
- 身体軸・無理のない姿勢と、小さな動きで続けられる内容を選ぶ。
- 音楽軸・好きな曲を聴く時間も練習の一部として活用する。
レッスンでは、こうします
練習時間を増やすことより、短い時間でも迷わず始められる内容に絞ります。たとえば、次のような組み立てです。
- 家では、練習パッドで一つの動きを短時間だけ確認する。
- レッスンでは、リズム・身体・音楽の課題を混ぜず、一つずつ確かめる。
- 移動中などに好きな曲のドラムへ意識を向け、曲の構成を聴き取る。
確認するポイント
練習時間の長さだけで判断せず、同じ短いフレーズを前回より楽に叩けたか、音源に合わせて止まらず続けられたかを録音で比べます。
四つとも、最初に見る場所が違います
大事なのは、全部を一度に直そうとしないことです。今いちばん困っている場所を見つけて、練習を一つに絞ります。
- AとCは身体、Bは曲の聴き方、Dは短い時間でも続けられる練習から見ました。
- できているところはそのままにして、今いちばん困っていることを一つだけ選びます。
これが3軸メソッドの使い方です。すべてを一度に練習せず、次に試すことを一つだけ決めます。
自分では分からないときは
体験では、まず短く叩いてもらい、私がどこから始めると楽になりそうかを見ます。オンラインの時間・料金・相談方法は専用ページに、対面体験は通常料金の6,000円OFF(兵庫2,000円・大阪3,000円・京都4,000円)です。上手に叩いて見せる必要はありません。
「私はどこで止まっているんだろう」と気になったら、一度一緒に叩いてみましょう。
