Drum School Woody Blog

大人から始めるドラム:5つの誤解と、続けやすくする考え方

2026年9月2日更新・WOODY(兵庫・大阪・京都のドラム講師)

「もう30歳を過ぎているし、今からでは遅いですよね」。
いえ、遅くありません。体験でこの質問をされることは多いのですが、大人になってから初めてスティックを持つ方もたくさんいます。始める前によく聞く五つの心配に、いつものレッスンと同じように答えます。

1. 子どもの方が早く上手くなる?

子どもと大人では、覚え方が違います。大人の方は、理由が分かると急に動きやすくなることがあります。

「右手と右足だけ先にやってみましょう」と動きを分けたり、短い練習時間を自分で決めたりできるのは、大人の強みです。進む速さは人それぞれですが、年齢だけで決まりません。

感覚で覚える方と、理屈から理解する方のどちらが優れているというより、自分に合う説明と進め方を選ぶことが大切です。

2. 体力がないと続かない?

曲のテンポや奏法によっては持久力が必要ですが、初心者が最初から強く叩き続ける必要はありません。力みを減らし、無理のない速さと時間から始めることが基本です。

レッスンでは、曲の難しさ、叩く時間、椅子の高さを調整します。痛みや強い疲れがある場合は無理をせず、休憩を入れたり内容を変えたりします。遠慮なく伝えてください。

体力に合わせて身体の使い方を整えることで、年齢を問わず続けやすくなります。

3. マンションでは練習できない?

確かに、生ドラムを自宅に置くのは現実的ではありません。しかし、ドラムの練習に「自宅の生ドラム」が必須かというと、まったくそんなことはありません。

自宅にドラムセットがなくても、次のように練習を分けられます。

最初から大きな機材をそろえず、今の住環境と練習目的に必要なものから始められます。

4. 仕事が忙しいと続けられない?

仕事の予定が変わりやすい方は、先に練習回数を固定しすぎず、生活の中で確保しやすい時間を探すことが大切です。

スタジオで音を出す時間が、仕事から気持ちを切り替える時間になる方もいます。通う負担が大きい場合は、オンラインも選べます。

Drum School Woodyでは、レッスン実施日の8日前まで、かつスタジオ予約確定前であれば予定変更を承ります。条件は先に決めて書いてあるので、予定を見てから相談できます。対面とオンラインの違いもあわせてご覧ください。

5. 人前で叩かないなら、意味がない?

人に見せなくても大丈夫です。好きな曲に合わせて叩けた瞬間は、それだけでちゃんと楽しいものです。

人前で叩くことは、上達の必須条件ではありません。自分の好きな曲を録音する、家族に聴いてもらう、地域のセッションを見学するなど、目標は自分に合わせて選べます。

セッションや社会人バンドに参加したい場合は、主催者の対象レベル、曲、参加条件を公式案内で確認します。最初は見学から始めても構いません。

大人の方を教えていて、感じる強み

1. 理由を理解して練習できる

仕事や暮らしの中で、うまくいかなかった理由を考えてきた経験は、ドラムにも意外と役立ちます。「右手かな、右足かな」と分けて見られるのは、大人の方の強みです。

2. 好きな音楽が、もう自分の中にある

長く音楽を聴いてきた経験があると、好きな音、曲の山場、残したい雰囲気を言葉にしやすくなります。それはそのまま、音楽性の軸を育てる手がかりになります。

3. 自分に合うペースを決められる

使える時間や予算を考えながら、「まずは好きな曲のサビまで」と、自分にちょうどいい目標を選べます。

4. 音楽の話ができる相手が増える

楽器を始めることは、仕事や家庭とは別の時間を持つきっかけになります。一人で楽しむのか、セッションやバンドに広げるのか。そこも自分で選べます。

やってみたい気持ちがあるなら

始める前に、長期的な継続を約束する必要はありません。まずは60分の体験で、音量、身体の負担、通い方を確かめてから判断できます。

「自分には無理かも」は、60分だけ横に置いてみてください。まず座って、一緒に音を出してみましょう。その先は、叩いてから考えて大丈夫です。

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